カレンダー
07 | 2025/08 | 09 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
プロフィール
HN:
シロヤギ
性別:
女性
趣味:
インセンス収集、雑貨屋巡り
自己紹介:
最近の口癖は『忘れた』
カテゴリー
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「おまっ・・・・・・このバカ!!」
心とは裏腹に、罵声が口をついて出る。
握った手のひらが、わなわなと震えた。
心とは裏腹に、罵声が口をついて出る。
握った手のひらが、わなわなと震えた。
「バカとは何じゃ!まったく、いきなり不躾なやつだのう!」
彼女はやおら支えていた自分の腕から起き上がると、ばらばらに広がっていた髪を
肩口から背に流し、床に座り直して自分を見た。口先をとがらせ、少し不機嫌そうに。
気付のために自分が叩いた頬の痛みもあるのだろう。
一応手加減はしたはずだったが、ただでさえ色の薄い肌に残ったその痕は痛々しい。
それに添えられた指先の白さが痕の赤みを際立たせ、軽く罪悪感に陥る。
「シア、大丈夫!? 倒れてたからびっくりしたよ」
アルフォンスに言われ、彼女がにこりと微笑んだ。
彼女はやおら支えていた自分の腕から起き上がると、ばらばらに広がっていた髪を
肩口から背に流し、床に座り直して自分を見た。口先をとがらせ、少し不機嫌そうに。
気付のために自分が叩いた頬の痛みもあるのだろう。
一応手加減はしたはずだったが、ただでさえ色の薄い肌に残ったその痕は痛々しい。
それに添えられた指先の白さが痕の赤みを際立たせ、軽く罪悪感に陥る。
「シア、大丈夫!? 倒れてたからびっくりしたよ」
アルフォンスに言われ、彼女がにこりと微笑んだ。
PR
Comment