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プロフィール
HN:
シロヤギ
性別:
女性
趣味:
インセンス収集、雑貨屋巡り
自己紹介:
最近の口癖は『忘れた』
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「おまっ・・・・・・このバカ!!」
心とは裏腹に、罵声が口をついて出る。
握った手のひらが、わなわなと震えた。
心とは裏腹に、罵声が口をついて出る。
握った手のひらが、わなわなと震えた。
「バカとは何じゃ!まったく、いきなり不躾なやつだのう!」
彼女はやおら支えていた自分の腕から起き上がると、ばらばらに広がっていた髪を
肩口から背に流し、床に座り直して自分を見た。口先をとがらせ、少し不機嫌そうに。
気付のために自分が叩いた頬の痛みもあるのだろう。
一応手加減はしたはずだったが、ただでさえ色の薄い肌に残ったその痕は痛々しい。
それに添えられた指先の白さが痕の赤みを際立たせ、軽く罪悪感に陥る。
「シア、大丈夫!? 倒れてたからびっくりしたよ」
アルフォンスに言われ、彼女がにこりと微笑んだ。
彼女はやおら支えていた自分の腕から起き上がると、ばらばらに広がっていた髪を
肩口から背に流し、床に座り直して自分を見た。口先をとがらせ、少し不機嫌そうに。
気付のために自分が叩いた頬の痛みもあるのだろう。
一応手加減はしたはずだったが、ただでさえ色の薄い肌に残ったその痕は痛々しい。
それに添えられた指先の白さが痕の赤みを際立たせ、軽く罪悪感に陥る。
「シア、大丈夫!? 倒れてたからびっくりしたよ」
アルフォンスに言われ、彼女がにこりと微笑んだ。
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